家を建てるときに耳にする「省令準耐火構造」
これ、実は火災保険が安くなるだけでなく、家族を守る安心感にもつながる超重要な仕様なんです!
今回は、省令準耐火構造の定義やメリット、注意点をわかりやすく解説します。
目次
省令準耐火構造とは?
木造住宅であっても、火災に強く設計された構造
「建築基準法」の“準耐火構造”まではいかなくても、それに準じる防火性能を持つ住宅仕様のことを言います。
具体的には、以下のような構造上の工夫がされています。
- 外部からの延焼を防ぐ外壁・屋根
- 各部屋を区画することで火のまわりを遅くする設計
- 天井裏や壁内部の防火措置(石膏ボード等)
省令準耐火構造の3つの大きなメリット
1. 火災保険料が大幅に安くなる!
これは最大のメリットです。
- 一般木造住宅と比べて火災保険料が1/2〜1/3になることも
- 10年契約などの長期契約なら、10万円以上の差額が出るケースも多い
保険料を抑えたいなら、省令準耐火仕様は強い味方!
2. 火災に強く、安全性が高い
- 隣家の火災が延焼しにくい(もらい火対策)
- 火災が発生しても、炎が広がるのを遅らせる構造
- 家族が避難するための時間的余裕が生まれる
火災時の安全性がぐっと上がります。
3. 性能が評価され、資産価値にもつながる
- ハウスメーカーでは「標準仕様」になっていることも多い
- 長期優良住宅やZEHなど、他の高性能住宅仕様と併用しやすい
- 将来売却や賃貸に出す場合にも、高性能住宅としてアピール可能
デメリット・注意点もある?
- 初期コストは少し高くなる(ただし火災保険料で元が取れるケース多)
- DIYやリフォームのときに防火構造を壊すと、認定外になるおそれあり
とはいえ、トータルで見れば圧倒的にお得な選択肢です!
まとめ
火災保険料 | 約半額〜1/3に減額されることも |
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火災時の安全性 | 延焼しにくく、避難時間を確保できる |
資産価値・安心感 | 高性能住宅として評価、売却時も強みになる |
初期コスト | 若干増えるが、保険差額で十分回収可能 |